Mobile Answer

モバイル・アンサーは、当初ガラバゴス携帯電話が HTML をサポートした 西暦 2000 年頃、医学学会のセミナー会場で、講演者が来場された聴衆に対し簡単なアンケートを取るシステムとして札幌でスタートしました。

開発当初から、会場の聴衆の携帯電話で QRコード経由でウェブにアクセスしていただき、公演中の話題に対しての設問に携帯電話で回答し、ウェブ・サーバーで集計した結果を会場のスクリーンに表示する。という、特別な機器を必要としない、単純なものでした。

その後、スマートフォンの普及と HTML5 の技術を取り入れ、ホームページからのアンケートを取るシステムや、講義、講習、シンポジューム、セミナーなど(以後セミナー)で集まった聴衆に対し、会場での進行に応じリアルタイムに1問ずつ設問を進め回答してもらい、

  • 聴衆の年齢、職業、生活地域、技術レベルなどの回答者属性を伺い、その結果をもとに聴衆にあったセミナーを実施する
  • セミナー開始の前と最後に同じアンケートを実施し、聴衆の意識の変化の把握する
  • 聴衆の属性(年齢、性別、職業、地域など)を聞き、セミナー中の設問の回答とクロス集計し、回答の分布傾向を把握する
  • 特定の問題に対して、聴衆の経験を伺う(情報収拾)
  • 聴衆に対してテストを行う。

などの聴衆を分析するツールとして発展し、今もご利用いただいております。詳しくは、導入事例 をご参照ください。

このツールをご利用いただくには、会場で特別なハードウエアの配布などは必要ありません。また、管理画面から、事前に設問の入力ができ、当日の運営に関しては、設問回答受付や締切ができます。この操作については、特別なコンピューターの知識などが必要としないように設計されています。今回ここでご紹介するアプリは、ワードプレスなどでページ入力ができる方は、簡単に使いこなすことができるレベルのインターフェースを提供しています。

またこのアプリを使うと、

  • 発表者は
  • 聴衆が回答してくれた結果をリアルタイムで把握できるため、すでに聴衆の知識などを尋ねる設問を入れることで、ほぼ全員が知っている知識の説明などは軽くすませたり、知らない場合、重点を置いて説明することが可能となり、聴衆に合った講義・講習・講演が可能となります。また、設問次第ですが、経験の有無を問うことで、聴衆の経験値を収集することも可能となります。
  • 聴衆者側は
  • 単調となりがちなセミナーで、聴衆が設問に回答することで参加でき、また、回答結果のグラフも回答したスマートフォンにグラフ表示することが可能です。回答者としての自分の数値的位置などが把握でき、セミナー自体が有意義に進むという傾向があります。

この製品は、セミナーを行う講演者が、公演中に聴衆を分析するアナライザー・ツールです。セミナーなど終了後に、会場の運営などのQA(品質管理) 向上を目的に行うアンケートツールではありません。

今までは、個々のお客様のご要望に応じて、特化したウェブ・アプリを制作しておりました。

今回、特に、カスタマイズすることなしに、設問・選択肢などを管理ページから入力でき、一定の機能を備え、すぐ使える、モバイル端末に特化したアンサーパッドリストパッドという、ウェブ・アプリを小規模セミナー向けに、ご用意いたしました。

このアプリは、運営に関しては、特別なスタッフを必要とせず、理想では、発表者自身が、セミナーの進行に合わせ、ご自分で操作可能な、シンプルなインターフェースを装備しております。今後、セミナー発表者の聴衆分析ツールのスタンダードとなることを目指しております。

今回は、このシステムとして割り当てたクラウドシステムの能力的制約から、回答アクセス数や利用期間などの、当面の間、同時利用者数を 50 名までと制限させていただきます。しかしながら、このシステムは、今まで、システムを増強すると、同時アクセスで、3,000名の回答を扱えた利用実績があります。

今回、まだこのアプリを一度もご利用していただいことがない方へ、機能を十分吟味いただけるトライアル・モードを、無料でご用意いたしました。このトライアル・モードを、ご自身で吟味していただき、納得してご利用いただける方だけに、有料でこのアプリを提供していこうと考えております。

順次このサイトで機能をご説明の充実を図っていこうと思いますが、この調子では、お客様独自でトライアルサイト運営ができるまでのマニュアルを整備するには、まだ、数ヶ月かかると予想しています。また、まだ申し込みフォームなどが整備されていませんが、もし、現状で、ご興味のある方は、お気軽に、twitter の @MobileAnswerJp まで、ご連絡ください。トライアルモードを順次セットアップさせていただきます.